2020過去公演

2020冬公演『天守物語』

原作:泉鏡花

脚色:毛利亘宏(少年社中)

上演台本作成・演出:こーへい

【あらすじ】

覚悟が出来たら、ここまでおいで―。

白鷺城の天守閣から妖艶な夫人が地上を見下ろしている。

夫人の名は『富姫』。そこに一羽の鷹が舞い降りる。

「妖怪は、人を殺めると鳥となる…」

因果は絡み縺れ、やがて愚かにも人は、

地を鎮め、地を守る妖怪を討ち滅ぼさんとする。

天地動乱の行く末。

古き因果の行く末。

人も妖怪もただの己の幸福を求め、戦い続ける。

ジャパニーズ・エンターテインメント。

種を超えた悲恋の行く末は、空高く飛翔する!

2020秋公演「火男の火」

作:原田宗典

演出:麦芽むぎめ

【あらすじ】

時は平安。

都の屋敷を襲い金品を盗む山賊たちの姿があった。

その中で最も優秀な男は、

顔が醜い痣に覆われ仲間から「火男」と呼ばれていた。

ある日、都から攫われてきた美しい女に火男は好意を抱く。

余命幾ばくもない長の命、その座を争う山賊たち。

命を プライドを 仲間を。

全てを抛った先に、山賊たちが見るものはー。

 

「心の薪に、火をつけろ。」

 

これは、美しく 醜く 限りなく純粋な、山賊たちの生き様。

2020新人公演『クレプトキング』

※コロナにより中止

作:宮城陽介(DMF)

演出:米

【あらすじ】

ある『スリ』の噂があった。

貧しい者からは決して盗らず、

標的はいけ好かない金持ちだけ。

盗んだ金をすべて貧しい民に施す義賊の青年、

名は『月斗(げっと)』という。

 

新たな噂が街を駆けめぐる。突如現れた謎の怪盗。

貴族の館に忍び込み悪事の証拠を白日の下に晒す、

その名は『幻盗・ツクヨミ』。

 

奪うことしか知らぬスリが手に入れたのは、

全てを奪う怪盗の姿だった。

 

2020春・卒業公演『極楽百景亡者戯』

脚本:末満健一(ピースピット)

演出:白羽ぽめろ

【あらすじ】

「ここは…地獄か!?」

ひょんなことから地獄に落ちてしまった天の介。

しかしそこには一緒に死んだはずの妻お市が居なかった。

愛するお市にもう一度会うために天の介は極楽を目指すことを決意する。邪魔立てするは地獄亡者の有象無象。

彼を助くは地獄の縁。

極楽百景亡者戯いざ開幕!